カウンセラーを探す:口コミ、紹介、ネット検索
相談先はどこ? 失敗しないカウンセラーの探し方、選び方から一部抜粋して補足しています。
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「自分の悩みや問題は、どうやら民間のカウンセラーに相談するのがよさそうだ」と思ったときに、どうやってカウンセラーを探すといいでしょうか? 無資格でも、あるいはほとんど学んでいなくたって「カウンセラーです」と名乗ることができてしまうので、良し悪しにかなりばらつきがあるのも確かです(資格があれば良いカウンセラーというわけでもありません)。
あなたにとって良いカウンセラーと出会うためのポイントをいくつかまとめてみました。
Contents
主治医におすすめのカウンセラーを聞いてみる
もしかかりつけの病院があれば、主治医に尋ねてみるという方法があります。
その病院にカウンセラーがいる場合もありますし、他を紹介してくれることもあります。
精神科や心療内科のドクターであれば、信頼できるカウンセラーや臨床心理士を何人かは知っていることが多いと思います。
カウンセラー宛の紹介状を書いてもらえるのであれば、連携もスムーズでしょう。
病状や主治医の考え方によっては、「あなたには今はカウンセリングは必要ないと思います」と言われるかもしれません。カウンセリングや心理療法にも、ときに副作用もあるので、主治医の意見は尊重したほうがいいでしょう。
病院の看護師さんやソーシャル・ワーカーなどに尋ねてみるのもひとつです。「知り合いの看護師さんに聞いて申し込みました」と言って来談される方もいます。
カウンセラーに尋ねる
カウンセラーのことはカウンセラーに聞いてみるのがいいのです。
カウンセラーをしている、あるいはカウンセリングを勉強している知り合いがいたり、子どもが通っている学校にスクールカウンセラーがいる、というようなことがあれば、「評判のいいカウンセラーを知らないか」と尋ねてみてください。
公的な機関の相談を何度か利用してみて、より深く自分のことを見つめてみたいと思ったときに、そちらで紹介してもらえることもあるでしょう。
また、現在は大学の相談室に通っているのだけれど、もうじき卒業するので民間のカウンセリングルームを探したい、といったときにも、やはりまずは今の担当カウンセラーに聞いてみるのが最もいいでしょう。
知人や友人、学校や職場の関係者の口コミ
知人や友人で、カウンセリングを利用したことがある人を知っていれば、その人に尋ねることもできます。
ただ、カウンセラーの得意分野や相性などもあるので、お知り合いにとっていいカウンセラーだからといって、あなたにも適しているとは限りません。
学校や職場の関係者に聞いて、有益な情報を得られることもあります。
また、大学の心理学関係の先生に聞いてみるのもいいかもしれません(心理学と言っても、いろんな領域があるので、「臨床心理学」が専門の先生であれば最もいいでしょう)。
インターネットの口コミサイトや、あるいはカウンセリングルームのサイトに掲載された「クライエントの声」は、まあひとつの参考というくらいにしておくのがよさそうです。
インターネットで検索する
googleやyahoo!などで、たとえば「カウンセリング、神戸」といったキーワードで検索すると、たくさんのカウンセリングルームがヒットします。それぞれホームページをもっているので、カウンセラーの考え方や特徴などを読み比べてみるというのが、わりと一般的な「カウンセラーの探し方」でしょうね。
ただ検索で上位にヒットしたからいいカウンセラーというわけでもないので、「たくさん情報はあるけど、どうやって選んだらいいのか」ということが分からずに、かえって迷ってしまうかもしれません。
日本臨床心理士会のサイトにある、臨床心理士に出会うにはというページでは、地域や心の課題などを指定して、臨床心理士に相談できる場所を検索することが可能です。また、『臨床心理士に出会うには』という同じタイトルの書籍にも、全国の臨床心理士の情報が掲載されています。
その他、民間のディレクトリ・サイトでカウンセラーを検索することができるものもいくつかあります。
こちらは、正直なところ、「玉石混合」といった印象が強いので(かささぎ心理相談室も、いくつか登録してるんですけど)、下で述べるようなポイントを押さえて、ご自身でよく検討する必要があると思います。
「電話帳などで見る」「広告で探す」という方法もありますが、今ではネットで検索する人の方が多くなって来たかもしれません。
カウンセラーを選ぶときの判断基準
気になるカウンセリングルームのウェブサイトを見つけたら、次のような視点から検討してみてください。
カウンセラーの資格
臨床心理士や産業カウンセラー、臨床発達心理士といった資格も、ひとつの参考にはなります。
カウンセラーのこれまでの経験
精神科の病院での経験が長ければ、うつ病や不安障害などの精神疾患をもった人のカウンセリングができると考えられます。スクールカウンセラーなど、学校や教育機関での仕事経験があれば、不登校や引きこもり、家族関係の相談をしやすいでしょう。司法や福祉、企業など、これまでの経験を尋ねると、そのカウンセラーの特徴がわかりやすいのです。
どのようなアプローチを得意としているか
カウンセリング・心理療法にはさまざまなアプローチがあります。
- 精神分析療法
- ユング派心理療法
- 認知行動療法
- クライエント中心療法
- ゲシュタルト療法
- 催眠療法
- 家族療法
- 集団療法
- 芸術療法
- 森田療法
- 内観療法
などなど。そのカウンセラーがどのようなアプローチを学んできたかによって、カウンセリングの進み方も変わってくるでしょう。
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神戸・芦屋のカウンセリングは、かささぎ心理相談室をご利用ください。JR芦屋駅そば。大阪・尼崎・西宮から、また神戸・須磨・垂水方面からもアクセスしやすい、臨床心理士によるカウンセリングルームです。
ご来談お待ちしております。