カウンセリングを受けたいと思ったときに
神戸・芦屋・西宮のカウンセリングルームかささぎ心理相談室です。
人間関係で傷ついて、うまく人と関われない。
悩み事があるけれど、身近に相談できる人がいない。
うつやパニック障害で心療内科・精神科に通院しているけど、そろそろ薬に頼らないようになりたい。
自分を見つめなおして、私らしい生き方を探したい。
こんなときにカウンセリングや心理療法を受けたいと思っても、わからないことが多いとなかなか踏み出せないのも当然です。もしかすると、あなたも次のような疑問をもって、このページにやってこられたのかもしれません。
「どうやってカウンセラーを探せばいいの?」
「カウンセリングってどこか怪しくない?」
「ちゃんと効果はあるのか?」
「いったい何をするところなの?」
「うまく話す自信はないけれど、大丈夫なのかな」
「私は病気じゃないし、こんなことで相談に行ってもいいんだろうか」
「誰にも知られずに相談したいが、プライバシーはちゃんと守ってもらえるのか」
「カウンセリング」という言葉は広まってきましたが、守秘義務の関係もあって、実際に部屋の中で何が行われているかはあまり知られていません。だから、こうした心配をされる方はたくさんおられます。
このページでは、カウンセリングについてみなさんが疑問に感じておられることが少しでも解消されるような情報をお伝えします。
カウンセリングとは?
カウンセリングとは、相談者(クライエントとよばれます)が抱えている問題や悩みに対して、カウンセラーが臨床心理学などの専門的な知識と技術をもちいて行う心理的な援助を意味しています。
どんなときにカウンセリングを受ければいいのでしょう?
どんなときにカウンセリングを受けることを考えればいいのでしょうか?もちろん、あなたが必要だと思われるのでしたら、いつでもカウンセリングを利用することはできます。私たちはつらいことやしんどい出来事があったとき、家族や友達に相談したり、あるいは趣味やスポーツなどをして、ストレスに対処しています。そうしたことで解消されるのであれば、それでいいのです。しかし、まだしんどい気持ちが残っている、前向きになれない、日常生活や仕事、人間関係に影響があるといったときに、カウンセリングを受けることを考えてみてください。
カウンセリングと臨床心理学の歴史
かつては、心や行動の不調は、「悪魔に取り憑かれているから」「魂をどこかでなくしてしまったからだ」といったように信じられていました。近代になるにつれて、「心」についての科学的な見方が強くなり、カウンセリングや心理療法が誕生していきます。カウンセリング・臨床心理学の科学的な根拠と、それを補う「物語」という視点を紹介した記事です。
カウンセリングの効果とは? 副作用はあるの? 4つの共通要因と心理療法の統合
カウンセリングには効果があるのかについてのこれまでの研究を紹介し、では具体的にどのような効果が期待できるのかといったことにも触れています。また、カウンセリングの「副作用」についても書きました。
カウンセラーに相談できること
カウンセラーに相談できるのは、どのようなことでしょうか?
アダルトチルドレンと家族関係
アダルトチルドレン(Adult Children:AC)とは、親がアルコール依存症であるとか虐待があるといった機能不全家族で育ち、大人になってもその体験がトラウマとして残っている人を意味することばです。
共依存や愛着障害との関連、カウンセリングについて解説しています。
ストレスと適応障害
適応障害とは、ストレスとなる状況や出来事の影響によって、気分や行動面での症状が表れるような心の病気です。適応障害の症状や治療、カウンセリングについて説明しています。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とカウンセリング
自然災害や事故、事件などの出来事によって強い精神的なショックを受けたとき、その体験がトラウマ(心の傷)となることがあります。PTSDは、仕事や人間関係などの日常的なストレスではなく、生命に関わるような危険を体験する、あるいは目撃するといったストレスが原因となって発症します。
人間関係の悩みやストレス
人間関係のこじれやトラブルは、それ自体が大きなストレスとなりますし、さまざまな心身の病気を引き起こすことがあります。
うつ病からの回復のためのカウンセリングとは?
生活や仕事のスタイル、考え方のくせ、人間関係などを見直して、再発を防ぐということがカウンセリングの大きな目標となります。また、性格や環境因が大きいと考えられる場合にも、カウンセリングが効果を発揮することがあります。
不安神経症(全般性不安障害)の症状と治療
不安神経症、あるいは不安障害の症状や治療、カウンセリングについて説明します。
パニック障害・不安障害のカウンセリング
ストレスへの対処法を工夫したほうがいいと思われる場合や、思考のパターン、人間関係などが症状に大きく影響している場合には、カウンセリングや心理療法が役に立つことがあります。
社会不安障害のカウンセリング|神戸・芦屋・西宮
社会不安障害(Social Anxiety Disorder)あるいは社交恐怖(Social Phobia)とは、人前に出るような状況で過剰に恐怖を感じてしまうような病気です。かつて日本で「対人恐怖症」などと呼ばれていた病気と、ある程度重なっていると思われます。
不安は、まったくなくなるものではありません。
生きているかぎり、不確実なことはあるし、当然、そこに不安も生じてきます。
不安をまったく無くすことを目標にするのではなく、「上手に不安と関わる」「不安を手なずける」といったことを目指すのがいいのです。
不安と自意識過剰ー自己へのとらわれから抜け出す方法
心理学では、不安は「注意」という心のはたらきによって引き起こされると考えられています。「あの木陰に虎がいるかも」と注意を払うことは、当然、不安を呼び起こしますよね。
いろんな「注意」がありますが、「自分に注意を向けすぎること」(自己への注目)は、とくに不安を生みやすいのです。
境界性パーソナリティ障害のカウンセリング
境界性パーソナリティ障害、あるいは境界性人格障害(Borderline personality disorder)とは、自分自身や他者との関係がとても不安定で、感情や思考のコントロールが難しく、衝動的な行動をしてしまうような障害です。
境界性パーソナリティ障害の治療とカウンセリングの役割について解説しています。
パーソナリティ障害とカウンセリング
パーソナリティ障害の3つのグループを紹介し、シゾイドパーソナリティ、自己愛パーソナリティ、反社会性パーソナリティ、回避性パーソナリティなどの特徴を概観しました。それぞれのタイプへの接し方や、カウンセリングについても触れています。
強迫性障害の養生
強迫性障害(Obsessive Compulsive Disorder=OCD)とは、自分でコントロールできない嫌な考えやイメージ(強迫観念と呼ばれます)が頭から離れなくなり、それをふりはらうためにさまざまな強迫行為をおこなうために、日常生活がうまくいかなくなってしまうような不安障害です。
ジャック・ニコルソンが主演した映画『恋愛小説家』を題材に(主人公がOCDを患っています)、強迫性障害の心理やカウンセリングについて書きました。
カウンセリングの種類
「カウンセリングと臨床心理学の歴史」でも触れたように、カウンセリングにはさまざまなアプローチがあります。
大きくは、
- 無意識などの深層心理を探るアプローチ
- 適応的な行動を学習していくアプローチ
- 人間の成長や自己実現を目指すアプローチ
の3つにわけることができます。
カウンセリングで夢を語ることの意味:夢と心理療法
無意識などの深層心理を探るアプローチでは、夢などが重視されることがあります。フロイトが「夢は無意識への王道だ」と言ったように、心の深層からのメッセージだととらえられるからです。
箱庭療法と遊ぶこと
箱庭療法とは、砂箱の中にミニチュア玩具を並べて行う「砂遊び」を心理療法に応用したものです。もともとは子どものプレイセラピーとして使われることが多かったのですが、大人も箱庭療法から気づくことはたくさんあります。
認知行動療法について
うつ病や不安障害、PTSDなどの改善・回復に、薬物療法と同程度の効果があるといった研究が積み重ねられていることもあり、テレビや新聞などでも「認知行動療法」について取り上げられる機会が増えてきました。「そちらで認知行動療法を受けることはできますか?」という問い合わせをいただくことがあるので書いた記事です。
グループカウンセリングの方法と利点
グループカウンセリング、あるいはグループセラピーには、一対一のカウンセリングとは違ったメリットがあります。かささぎ心理相談室でも、ときどきグループカウンセリングを開催しています。
自分に合ったカウンセラーの探し方
「カウンセリングを受けにいってみよう」
「カウンセラーを探したい」
「誰かに相談しながら、解決の道を探ろう」
と決意しても、ではどこに相談に行ったらいいのだろうと迷ってしまう人も多いでしょう。
そもそも、病院に行くべきなのか、これは投薬治療で治るのか、それともカウンセラーを探す方がいいのか?
病院ではちゃんと話を聴いてくれるのだろうか
薬だけ出されて終わりになってしまうのでは?
カウンセラーと言っても、信頼できる人なのかわからない
無理に高額なセラピーを受けさせられたり、何かを買わされたりするんじゃないか?
といった不安を感じることもあるかもしれません。ちゃんと話を聴かずに薬がたくさんという病院や、適切な知識や技術をもたないカウンセラーがいるのも事実なので、こうした不安にはまったく根拠がないというわけではありません。
では、どうやってあなたの悩みや問題に適した相談機関やカウンセラーと出会ったらいいのでしょうか?
カウンセリングと心療内科、精神科の違いは何ですか?
心療内科や精神科と、カウンセリング、どちらに行けばいいのかと迷うことがあると思います。この記事では、精神科と心療内科、カウンセリングの違いについて説明しています。また、どんなときにカウンセリングを受けるといいのかといったことも書いてあります。
自分に合うカウンセリング、カウンセラーの選び方
インターネットで「カウンセリング 神戸」「カウンセリング 大阪」といったキーワードで検索すると、たくさんのカウンセリングルームがヒットします。
あなたに合った民間の開業カウンセリングルームやカウンセラーを探す際に、どんなところに気をつければいいかということをまとめた記事です。
カウンセラーの「資格」
現在日本には、たくさんのカウンセラーの「資格」があります。数日の講座を受ければ取得できる簡単なものから、何年にもわたってトレーニングを受けることが求められるものまで、さまざまです。でも、たくさん資格がありすぎて、どれなら信頼できるのかがわからなくなってしまっているのも事実でしょう。
「公認心理師」という国家資格が誕生したこともあり、こうした状況は少しずつ整理されていくと思われます。今現在の、心理関係の資格の概要について書いてあります。
カウンセリングについての疑問
相談するカウンセリング機関を選んで、申し込みをした後も、「ちゃんと話せるだろうか」「何をするんだろう」と心配になることもあるでしょう。
でも、カウンセラーは話を聴くことのプロですので、あまり構えずにいらしてもらったらいいと思います。
カウンセリングで話をすること
カウンセリングに行ってみたいけれど、うまく話せるか自信がなくて…とためらっている方もおられることと思います。「カウンセリングで話をすること」についての記事です。